能書き:この作品は、1996年6月、私が中学1年の時に誕生しました。そのときには、とりあえずファンタジーという漠然としたイメージの世界観しかありませんでしたが、10年という歳月を経るうち、だいぶん厳格(くそまじめ)な宗教的物語となりました。しかも超長編で本編だけでも新旧二つ話があります。昔の方が、おちゃらけていて、楽で良かったな、とも思うんですが、ここまで膨らんでしまった設定と世界観はもはや崩せません。ということで、ここに提示した作品は、だいぶんに宗教的な概念で少々暗い影を落としております。それでも、読んで楽しかったと、いって下されば幸いです。 |