=後考3=

 懲りずにまたまたやってきました!自己満なサイトの中でもとくに自己中な作者による作品解説です。正直マジにうざいとおもわれますので興味のない方はレッツ・ターン☆
 今回は本題の4章の中継ぎ的話として、また2章の反省をふまえて、できるだけ短めにお届けしたつもりです。だので解説に関しても大した内容でもないので、そんなの見てる暇ないよ、というかたもやっぱりターン☆でお願いしますv


 話の素材 「冬で〜」「簡単な」「手頃な感じの」話にしたかったので、素材は既存の物をつかいました。
 まさしく「ハメルンの笛吹男」と「白雪姫」です。よくあるよくある。

 ロッソ村 もとは『ross』とかいう綴りの「宝くじ」とか「運命」とかいう言葉から来ています。

 セツ セツの名前は「雪」の音訓から来ています。「色白で黒い瞳」も「スノーホワイト」から(笑)足が悪いという設定も、上述の「ハメルン〜」で、足の悪い男の子だけが笛吹男についてゆけずに戻ってきた、という話のオチから。それ以上でもそれ以下でもない彼の存在(笑)

 マールン もとは栗色をあらわす「マルーン(maroon)」から。おそらくそのような色の姿の子どもだったのだったのを、イウギの髪の色などが似ていたために、老婆が錯覚して名前を呼んだ。

 角笛 幻聴を起こす、山羊の角笛、というのはどこかの民話なんかに出てくると思います。小鬼のモチーフは、下半身が山羊の「パーン」妖精とか思い浮かべていただければ・・・ただし、この小鬼には爪はあっても毛はないです。炭坑の坑夫なんかは、毒ガスに当てられたときの幻覚で、炎を吐き出す鬼山羊を見るともいいますね。

 オクスハイムウェル騎士団(オックス騎士団) オキザリス帝国全土の治安を守るための、わりかしフリーな団体。普通は2〜3人で組になって行動するけど、中には隠密で1人で行動するタイプもいるみたい(みたいってお前)。
 忠誠のあかしとして、5大公国やその他の小国から精鋭の武人が定人数選出されるが、帝国軍内部からも推薦者が数十名配属される。相当な不祥事でもない限りは、称号の一種として永続配置。普通は母国内の主要な村落を見回り、異常や不正がないか目を光らせるが、帝国の有事の際には一人につき一箇師団が与えられる。
 騎士団メンバーには、その個人を特定する短剣が与えられるがが、これらは皇帝が所持する宝剣のレプリカントである。出自国によって、柄のレリーフの動物が違う。

 木彫りの人形 「魔除けのお守り」と称しているが、要するに知人供養の仏像彫りと一緒。他にすることがないからとも言う。

 星色の炎の剣 星の温度は、赤い物は低く、青から白いものほど温度が高いそうです。ようするに、青白い炎は、普通の赤い炎よりも温度が高いのです。
 双子の剣はアラヒナ産の練丹師の意匠で、剣の地金には隕鉄が含まれています。

 聖杯 一般にはキリストが最後の晩餐に用いた杯と、張り付けにされたときにその躰から流れ出た血を受け取った杯の二つを指すのでしょうが、「アーサー王伝説」などでは、傷を癒したり、腹を満たしたりしてくれる万能の「魔法の鍋」というモチーフが入り込んでいるようです。「ロンギヌスの槍」と同じように、キリスト教における三種の神器みたいなものです。(ん?そうすると、あと一つは?)

 耳鳴りやつんぼ 耳鳴りの原因については解明されていませんが、耳がきーんと鳴る現象のひとつに、鼓膜の内側と外側で気圧に差が出ると、あの、耳の中が張ったような状態になるそうです。飛行機上空では、外気圧が低く、冷たくなるのでそのようなことがおこりやすく、温かいタオルなどを耳に当てて内外の気圧を均衡させると治るようです。「山野の冷気と平野の空気がぶつかって」というのは、そのへんの急激な気圧の変化を想像していただけるとよいと思います。

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